日本人が間違えやすい英語コロケーション10選
なぜ「文法は正しいのに不自然」になるのか
文法的には間違っていないのに、ネイティブに違和感を与えてしまう英語があります。その多くは、 日本語の動詞をそのまま英語の動詞に置き換えてしまう「直訳コロケーション」が原因です。 日本語の「する」は英語では do・make・have など複数の動詞に分かれており、 どれを選ぶかは組み合わせる名詞によって決まっています。
このページでは、日本人学習者が特に間違えやすい10個の組み合わせを、 「なぜ不自然に聞こえるのか」という理由つきで紹介します。理由を理解しておくと、 似たパターンの単語に出会ったときにも正しい組み合わせを推測しやすくなります。
「強い」は多くの場合 strong ですが、雨・雪・交通量など「量が多い」ものには heavy を使います。
「〜する」につられて do を選びがちですが、mistake(間違い)は新しく生じる結果なので make が正解です。
effort も同様に「これから生み出す成果」なので make と結びつきます。do effort という形は使いません。
日本語の「飲む」に引っ張られがちですが、薬の服用は take medicine と言うのが一般的です。
写真はゼロから作り出すものではなく、その場で「手に入れる」動作と捉えるため take が使われます。
「〜になる」から become を選びがちですが、風邪は catch a cold(もしくは have a cold)と表現します。
party は「主催して参加する場」であり、製造物ではないため make ではなく have(または throw)が自然です。
体温・気温など「数値の高さ」を表すときは strong ではなく high を使います。
経験は植物のように育てる(grow)ものではなく、手に入れる(gain)ものと捉えられます。
responsibility の大きさを表すときは big よりも great のほうがフォーマルで自然な組み合わせです。
共通する間違いのパターン
10個を振り返ると、間違いには大きく2つの傾向があることが分かります。
- 「する」を do や make のどちらかに一律で当てはめてしまう(do a mistake、do an effort、make a party など)
- 「強い」「大きい」などの形容詞を strong / big に一律で当てはめてしまう(strong rain、strong fever、big responsibility など)
この2つのパターンを意識するだけで、初めて見る単語でも「もしかしたら直訳の罠かもしれない」と 立ち止まって確認する習慣がつきます。
単語ごとにさらに詳しく調べる
よくある質問
- Q. なぜ日本語から直訳するとコロケーションを間違えやすいのですか?
- A. 日本語の「する」「やる」「なる」は英語のように do・make・become・have・take と細かく使い分けられていないためです。日本語では1つの動詞で表現できることが、英語では「何を生み出すか」「どんな状態になるか」によって動詞を使い分ける必要があります。
- Q. こうした間違いを防ぐには、単語をどう覚えればいいですか?
- A. 動詞単体ではなく、必ず「動詞+名詞」のセットで覚えるのが最も効果的です。たとえば make を覚えるときは make だけでなく make a decision、make an effort のように、実際に使われる組み合わせごと記憶しましょう。
- Q. 自分が使っている表現が正しいか不安なときはどうすればいいですか?
- A. コーパス(実際の英語使用例を集めたデータベース)や信頼できる辞書のコロケーション例で確認するのが確実です。手軽に確認したい場合は、Colloquyのようなツールで単語を検索し、ネイティブが実際に使う組み合わせを一覧で確認する方法もあります。